鹿児島市は草牟田通り会商店街の逸品フェアにおじゃましました。
フェアの開催期間は10月25日(火)から11月6日までで、25店の参加店となりました。
今回は、佐世保福栄会からの視察に同行させていただきました。午後1時より草牟田公民館で説明会が行われました。草牟田通り会の役員の方々が真っ赤なハッピ姿で出迎えてくださいました。
そして、初めての逸品フェアの感想や苦労した事など興味深いお話を伺いました。
苦労した点は参加店を増やすことだったそうです。また、逸品フェアにおいて2つのイベントをやる事にしたそうです。
1つは、「一店逸品運動玉入れ選手権大会」ですが、お金のかからない広告の役目になり、かなりの宣伝になりました。初め参加費をかけたところ集まりが悪く、参加費を無料にして行いました。地元の青年部の方の協力もあってなかなか盛況でした。
2つ目は、「逸品参加店巡りツアー」です。これは新町商店会の行ったイベントのアイデアを頂きました。協力店も多く集まり、お客様にも参加費を大きく上回るお土産付きという特典があり、予想を上回り大変好評だったそうです。
佐世保福栄会の方から「病院、不動産など特殊な業種の参加店があり、逸品選びには苦労されたのではないか?」との質問がありました。
草牟田通り会では、研究会にアドバイザーとして参加した太田先生にアドバイスをしてもらい、物販店とは違った形のサービスの提供をすることにしました。そして、研究会の時にメンバーと話し合ったりしながら決めました。
病院では、来たことのない人に寄って頂くことを第一に考えました。植村病院では、【全自動血圧測定器・身長体重計などの利用】を逸品にしてみました。<あたたかさを手から手へ>として、血圧や体重をこの機会に測りに来てもらって、普段利用したことのない方にも病院の中に入ってもらい知ってもらうことで、存在をアピールしようという試みです。
また、不動産では安心できる顔の見えるサービス、信頼を提供したいとの思いを込めました。武蔵商事では、【快適住宅の情報提供】ということで、<安らぎ住宅、真心こめて!>としました。
花のサンライズの【四つ葉のクローバーのアロマキャンドル】は<幸運をもたらす四つ葉のクローバー>店頭に逸品の表示があり見本も展示してありました。店内のレジ横にも置いてあり、分かりやすく親しみやすい展開でした。逸品の商品は一つひとつラッピングしてあり「かわいいから一つ買ってみようかな?」と思わせる癒しのグッズでした。
あかみ屋精肉店の【パリパリ餃子】は <食べてニッコリ パリパリ餃子>として、素材にこだわったお肉やさんの餃子という事でおいしそうでしたが、残念!肉の冷ケースの中に入った物しかありませんでした。パンフレットを見て逸品歩きをしていた私は、焼いてある餃子を連想していて、絶対買ってみよう!と考えていたからがっかりでした。出来れば店頭には焼いてあるのもおいて欲しかったです。そして、時間によっては横で焼いて見せるのもよいでしょう、くいしん坊にはたまりません。シズル感をそそるのは効果的ではないでしょうか?
うちごし商店の【昔ながらの手造り味噌】は、<無添加で甘塩のいなか味噌>手作りのPOPが目立ちました。各家庭で毎日使う味噌です。手作りで、塩分控え目で、無添加で、昔ながらの家庭の味・・・真に今のお客様の求めているものがぎゅっと詰まったようなお味噌です。本物志のグルメ達には無視できないフレーズが沢山入ってるのでたまりません。一度は買ってみたくなります。それでおいしければ、必ずまた買いに行こうと思います。
文具のツルダの【絵てがみいろいろ】は、<あいさつにあなたの色を添えてみる>とネーミング。角のお店で外にはのぼりが目立ち逸品フェアをアピールしています。また、店横のベンチには逸品のチラシが置いてあり、フラッグも展示されていました。さすが会長さんのお店で、逸品フェアに対する意気込みを感じましたが、自分の店の逸品の紹介は今ひとつ目立たない展示に見受けられました。一時のブームは去りましたが、まだまだ人気の絵てがみで注目度はあります。絵てがみの書き方の本や雑誌を一緒に置いてみるとか、分かりやすいPOPを作成するなど今後の課題ですね〜。
そのように、各店ではオリジナリティを発揮して魅力的な逸品の開発に着手しました。
草牟田通り会商店街では、16年度は研究会をやり17年度にフェアの開催と2年越しで準備をしました。「一店逸品運動」はすぐに売上につながるものではなく、まずお客様に知っていただくことからはじめじっくりとお客様を増やして行こうというものです。商品自体の良さを知ってもらい確実なリピーターを獲得しようというお客様の立場にたったものです。
研究会での意見交換、逸品の開発、試作品を持ち寄り色々な視点で吟味することなど・・・そういったこつこつした事が、とても大切な事です。研究会の成果と共に人の結びつきも出来て、商店者の商品に対する思いも再認識でき、思い込みの売り方などの反省も生まれます。
お客様の物を買う気持ちもわかり、といろいろと新たな発見があります。「一店逸品運動」って大変だけど、本当にすごいですね。 (公)
<赤いハッピ姿の草牟田通り会の方達>
<当店の逸品のしたお知らせボード>
<真っ赤な逸品のぼり>
<佐世保福栄会のメンバー>
<草牟田通り商店街>
■2005年11月7日(月)鹿児島県霧島市 【ぴか逸フェア】
鹿児島県の国分市から霧島市に変わったばかりの霧島商工会議所におじゃましました。国分の一店逸品運動では「国分にはお店にぴかっと光る商品があります。」とのキャッチフレーズから【ぴか逸フェア】と名付け、30店の参加で行われました。
霧島商工会議所では、地元の人に「一店逸品運動」を知ってもらえるように、沢山の人に「お店に来てもらえるようにと、「逸品フェア」の開催を前に、内覧会を行いました。
オレンジ色ののぼりは人目を引き、目立っていました。
また、卓上用のミニのぼりも、おそろいで作っていて、逸品のディスプレイに大活躍でした。
それから、、逸品のパンフレットと同じレイアウトの各店舗の逸品ポスターは、分かりやすくてよかったです。
国分は、中央通り、朝日通り、八坂通り、サンロード唐仁通りなどの中心のエリアの他に清水方面2店、野口方面に1店、広瀬方面に2店、敷根方面に2店と四方に参加店があるため参加地域が広範囲に渡るのが、特徴です。
霧島の山々が後ろにそびえる空気の澄んだ霧島市には豊かな自然がありました。
そして、そこに暮らす人々ものんびりとしていて穏やかな感じでした。
月に一回の研究会を重ねこだわりの逸品で『ぴか逸フェア』を開催した霧島市は、今後も楽しみなところで、目が離せません。
余談ですが、霧島市全体を見下ろせる山の上に案内していただきましたが、雨上がりだったので、霧島の山々と町が少し霞んでいましたが、とてもきれいで、幻想的に見えました。なんだかとっても得した気分になれた瞬間でした。(公)
<卓上のぼりで逸品のディスプレイ>
<店頭でアピール【絵手紙セット】>
<国分焼の焼酎サーバで逸品の焼酎を試飲>
<店頭ディスプレイに逸品のポスターを付けて>
<高台から霧島の市街と山々を一望>
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